NIMO ALCAMOは、前年度に続いて「居場所を失った人への緊急活動応援助成 第10回」の助成を受け、福祉制度等のはざまで支援を受けることができない方を対象とした無料相談や、居場所づくりを学ぶオンライン職員研修を開催することができました。
いただいた助成へのお礼とご報告をさせていただきます。

助成期間:2024年12月〜2025年12月
支援対象者(実人数):174名
支援対象者(延べ人数):341名

■制度のはざまにいる若者を支える「居場所づくり」のノウハウをまとめました

メンタルヘルスの不調や離職などにより、職場という居場所を失い、福祉制度にもつながりにくい若者がいます。そうした方々が社会から孤立せず、安心して過ごせる「居場所」を支えるためのノウハウを整理しました。
専門の相談窓口ではなく、「誰でも立ち寄れる場所」を運営するには、スタッフに幅広い知識や判断力が求められます。本事業では、現場で役立つ知識や対応方法を学ぶオンラインスクールプログラムを実施しました。
特に「仕事のある居場所」をテーマに、離職などで居場所を失った方をどのように受け入れ、関わっていくかを中心に学びました。

■多様な講師による学びの場を開催しました

居場所を運営するスタッフには、福祉や心理、就労支援など、さまざまな分野の知識が必要です。しかし、各団体だけで十分な研修を行うことは簡単ではありません。
そこで本事業では、全国から「仕事のある居場所」に関心のある方が参加できる勉強会を開催しました。勉強会は全6回実施し、延べ88名が参加。さまざまな専門分野の講師による講義を通して、参加者は現場で役立つ考え方や支援の視点を学ぶことができました。

■NIMO ALCAMOの経験をもとに、学びを共有しました

NIMO ALCAMOが運営するカフェ「Talk with _ 」は、包摂的な就労が出来るための工夫を積み重ねてきました。本事業では、そうした実際の経験をスクールプログラムに反映させています。
また、講師の講義とは別に、具体的な事例をもとに参加者同士が経験を共有する場を設けました。この実践共有の場には延べ68名が参加し、現場に即した学びを深めることができました。
この取り組みを通して、全国で「仕事のある居場所」をつくろうとする仲間とのつながりも生まれました。

寄付者の皆様へのお礼

私たちは、「制度のはざまの人を支えられる仕組みをつくりたい」という思いから、2020年に団体を立ち上げ、本年で7年目を迎えました。

福祉制度の対象となれば、多くの支援を受けることができます。しかし実際には、体調の波がある方や、メンタルヘルスの不調を抱える方、家族のケアを担うヤングケアラーの方、見た目の症状などにより生きづらさを抱える方など、さまざまな理由から就労や社会参加が難しく、居場所を持てずに孤立してしまう若者が少なくありません。

そのような方々を支えるための私たちの活動は、皆さまからのご寄付があってこそ、継続し、発展させることができています。今回のご支援により、居場所づくりや学びの場の充実など、新たな取り組みを進めることができました。

このような貴重な機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。
今後も、制度のはざまで支援が届きにくい方々が安心して立ち寄れる場をつくり、一人ひとりが自分らしく過ごせる社会を目指して活動を続けてまいります。

あらためまして、温かいご支援を本当にありがとうございました。